2016年 03月 25日
共楽館 |
日立中央ICからほど近く、ずっと気になっていた旧共楽館(現日立武道館)に行きました。
1917年に日立鉱山によって作られた共楽館ですが、メンテナンスが行き届いており、状態がよいです。しかも、新しい建材で代替えをするようなことはなく、以前の姿をできるだけ維持して行こうという配慮が見られ、嬉しくなりました。かつては地域住民の憩いの場で、歌舞伎や大相撲地方巡業、映画や展覧会などあらゆる催し物に使われていたそうです。
赤い屋根と同色の雨樋が、杉板下見張りの外壁のアクセントになっていて、気持ちのよいリズムがある建物です。下屋には軒樋を一切設けておらず、すっきりとしていて、メリハリがあります。
基礎の立ち上がりを面取りする意匠、今の時代はなかなかできません。雨水が良く切れそうです。
この材料は何なのか。。。すごく気になります。
混み合っているようで、きれいにまとまっています。中へ入ると、管理員さんが丁寧に案内してくださいました。
圧巻の大空間!これが木造のラティスで飛ばしているなんて、感動的です。
天井に見入ってしまいます。管理員さんも、この天井が大のお気に入りだそうです。
楽屋部分(今は倉庫部分)に案内していただくと、そこには昔のなごりがありました。
ここにもなごりが。大相撲の番付表が壁にはってあった跡だそうです。
今は、武道館として、柔道や剣道の稽古や試合をする場所として使われています。
来年築100年となる、この国の有形指定文化財は、もっと広く知られる価値のある建物だと感じました。一つの時代を作った日立鉱山の周辺は、たくさんの物語があり、語り継がれるべき歴史があります。やっぱり日立は観光地としてのポテンシャルが高いと思うのです。
Sk
基礎の立ち上がりを面取りする意匠、今の時代はなかなかできません。雨水が良く切れそうです。
今は、武道館として、柔道や剣道の稽古や試合をする場所として使われています。
来年築100年となる、この国の有形指定文化財は、もっと広く知られる価値のある建物だと感じました。一つの時代を作った日立鉱山の周辺は、たくさんの物語があり、語り継がれるべき歴史があります。やっぱり日立は観光地としてのポテンシャルが高いと思うのです。
Sk
by shiratokomuten
| 2016-03-25 09:41